肺のスリガラス影

ネットでスリガラス影について調べてみた。

北海道大学病院内科Ⅰのホームページにそれがあった。

「健診やCT検査の普及により、これまでは発見されなかったような小さい病変(肺抹消小型病変)がCTで発見される機会が増えつつある。肺に影があると聞くとすぐに外科的切除を考えられる方も多いが、逆に不必要な手術をすることにより、手術後残った肺に違う病気が発生した場合に次の治療が難しくなっります。」とあるのに出会って、目が止まった。さらに、

「すりガラス陰影については何らかのばい菌がついた影響の場合が多く、2ヶ月程度の経過観察で消失することが多いです。また、悪性の疾患が否定できない時でも、進展がゆっくりしているものであれば10mm以上でも経過観察する場合もあります。」

と、記述。そう、「何らかのばい菌がついた影響」の可能性、に私ははっとさせられる。

「生活環境がぜんそくを増やす

   晩秋になり、第一回目の寒波がくると室内暖房器具を使い出す家庭が多くなりますが、春頃から使用していなかった室内暖房器具にはホコリがつもっており、このホコリが室内に飛び散り、これを吸い込むことによりぜんそくが悪くなると指摘する研究者がいます。…家屋構造が従来よりは気密性が高いものに変わり、それによりダニが増えやすくなりました。…」まさにこれだ。これが私の咳の原因、そしてすりガラス影の原因なのではないか。

思い起こせば、2015年1月咳が止まらず逓信病院ではじめて撮ったCT撮影、それを見た内科の島倉医師が、「肺せん癌か」と疑われ、県立中央病院の呼吸器内科の鈴木Dr.を紹介してくれたのがはじまりだった。

私の寝室は密閉状態になっていて、その冬はエアコンに石油ファンヒーターを炊いて暖をとっていた。睡眠ももちろん、一日中、私は、ホコリやダニの舞う部屋で眠り、過ごしていたのだった。以前そこには母が寝ていた部屋だったが、きれい好きな母は、布団や部屋中のホコリを極端に嫌い、よく掃除をし、庭に面した大きなサッシはよく開け放ち、空気の入れ替えをしていた。ところが、私といえば、当時もやっていた夜のタクシーの仕事で疲れきっていて、掃除はろくにせず、空気の入れ替えもせず、さらにエアコンのホコリも掃除せず、ただただ眠りたかった。そうした生活のSOSがぜんそくのような咳となり、CT画像のすりガラス影になったのではないか。ここにすべての原因があるのだ、きっと。

 

ともかく、部屋の空気をきれいにしなければ!