ギブアップ

もう何日も猛暑日が続いている。それもあるのかもしれないが、俺の身辺がかなり廃墟と化してきている。

家の前の側溝が草が延び放題。庭は、一面ドクダミ草、母が大事にしていたどうだんツツジは見るかげもなく、枝は野放図に伸び、また萎れ、クモの巣ははりほうだい。

家の中はホコリだらけ。スリッパなしには歩けたものではない。男やもめにうじが湧くとはこのこと。

体が動かない。意識が低落、散漫。なるがまま。